偏愛シチュエーション

18推CD、同人音声の感想ブログです。内容にふれているため自衛お願いします。

ずっと初恋 染谷伊月(CV:冬ノ熊肉)

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アプリコット発初恋だった人と大人になって再会して恋が動き出す新シリーズ。脚本は仲野うさこさんで、声は冬ノ熊肉さん。発売後評判が良かったので後から購入しました。

ヒロインは高校時代男子バレー部のマネージャーで高校卒業して8年後、恩師の退職パーティでキャプテンをしていた染谷伊月(そめや・いつき)と再会します。伊月は就職後メーカーに勤めつつ実業団チームに所属、雑誌に取り上げられたりと今も活躍中。ヒロインは高校の時伊月に恋していたものの、想いを伝えることが出来なかった模様。伊月は懐かしそうに親しげに話をして、後輩の試合を一緒に見に行かないかと誘います。二人きりではなく同級生と一緒だったので、友達感覚なのかと思いきや試合観戦後用事があると他のメンツは帰って行き、伊月と二人きりに。伊月の提案で飲みに行くことになります。再会してからというもの高校時代の思い出話をして感謝の言葉を口にしたり、また一緒に飲みに行こうと気があるのかなという構い方。話したいことがあると言われ公園に行き、そこで伊月から告白されます。大人になってからの状況の変化、今いる実業団のバレー部での不安を語り、必要な人になれるよう頑張るから付き合わないかと言われます。とても真面目な告白で、高校生の時から伊月に恋愛感情があったヒロインは快諾し、お付き合いすることに。後日デートで靴擦れで足を痛めたヒロインを気遣い、家に来ないかと誘う伊月。伊月の家で二人は結ばれることになります。

 

徹頭徹尾優しくさわやか、誠実な彼氏で安心して聞けます。熊肉さんの声は若いけど落ち着きがあり男らしく色気もあるという、嫌いな女性は少ないんじゃないかと思うさわやかボイス。アプリコットでは初ですが、仲野うさこさん脚本の作品はいくつか聞いています。他では異世界が舞台だったり、ファンタジー要素があったりと一風変わった作風が印象的でしたが今回は日常系。トントン拍子で話が進み、萌えるセリフが盛り込まれています。高校時代からの友達の割に気安さをあまり感じなかったり、しきりにヒロインに感謝の言葉を言ったりとセリフが少し不自然かなと感じました。安定感が欲しい方には打ってつけですが、セリフやキャラクターに面白さを求める者には少し物足りない作り。日常系の作品は多くリリースされてますが、自然なセリフ運びや進行って難しいと思いました。