偏愛シチュエーション

18推CD、同人音声の感想ブログです。内容にふれているため自衛お願いします。

やさしい楽園-テッラの章-(CV:深川緑)

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ダブリルムーン発、人形師とその人形の恋を描いたシリーズ第4巻にして最終巻。声は深川緑さん。今回はヒロインが人形師で、深川緑さん演じる男性キャラクターが人形になる話。このシリーズは3と今巻のみを聞いて1,2巻は未聴の状態です。私の作品の理解が不十分なことをご了承ください。

 

深川緑さん演じる司法書士の司葉(しよう)はヒロインがいるアトリエにやって来ます。彼はカフェと勘違いして入ってきたと言い、頭に角が生えているヒロインの姿に驚きます。行方不明になった妹を探していると言う司葉。行方不明になった妹はヒロインの兄が人形にした女性とのことで、ヒロインは彼女を知っていることを司葉に告げます。一般人である司葉にとって妹が人形になったことを理解できるわけもなく、怒って帰ってしまいます。

一週間後、再度司葉がアトリエを訪れます。妹の行方を調べているものの手掛かりがなく参っている様子。彼は妹のことを教えてほしいとヒロインに懇願します。ヒロインは司葉に自分の人形になれば教えてあげると告げます。人形になるというのはアトリエで働くということなのかと理解が及ばない素振り。ヒロインは司葉の手に触れ彼の心を読み取り、彼の内面に踏み込んでいきます。堅い気質で他人への信用が低い司葉は皮肉を言いつつ、奉仕を要求するヒロインにキスをします。最初は半信半疑で不承不承だったものの、ヒロインの身体に触れて欲情を抑えきれなくなっていく司葉。彼女の虜になるのに時間はかからず、身も心もヒロインに魅了され彼女の人形になる取引に応じます。

 

妹の在り処を突き止めるのが目的だったはずが、人形師で人外のヒロインに溺れていく司葉。頑なで相手との壁を作ってしまう男性ですが、内心寂しく拠り所が欲しかったのかなと思いました。洗脳じみた服従ではなく相手に心酔していて、主従関係でありながら諭したり寄り添ってくれる恋人のような関係性に魅力を感じました。
濡れ場は女性優位で、男性の乳首を攻めたりいくのを我慢させたりしますがハードなプレイではなく、焦らし多めで感じる声を多く聞くことができます。深川緑さんの声は落ち着きある大人の声で、神経質かつ控えめな態度で敬語。濡れ場でも大げさではなく欲情を感じさせつつ品の良さが崩れない繊細な演技が絶妙でした。