偏愛シチュエーション

18推CD、同人音声の感想ブログです。内容にふれているため自衛お願いします。

鍵のない秘密1−ふたりっきりのセミナリヨ−(CV:佐和真中)

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ダブリルムーン発男女の秘密の恋を描いた、人間関係が交差するシリーズ3部作。声は佐和さんで、大学講師とゼミの女子大生の話です。
佐和さん演じる菅佐勤成(すがさつとな)は国立大学部史学科の講師で、ゼミではシルクロード研究をテーマとしているのですが不人気で生徒はあまり来ない様子。菅佐の研究室を訪ねてくるヒロイン。説明を聞き、彼のゼミを受講することを決めます。受講を希望したのはヒロイン一人で二人きりでゼミをすることに。二人だけの講義ですが、敬語で丁寧な態度でヒロインに接する菅佐。二人で食事に行ったり、誕生日を迎えた菅佐にヒロインがプレゼントを贈ったりと、どんどん親密になっていきます。菅佐は8月に学会のパーティがあると紹介状をヒロインに手渡します。

パーティの席で酒に酔った菅佐に付き添うヒロイン、会場のホテルのフロントで男性とぶつかります。彼はヒロインの幼馴染で、2巻に登場する鬼因杜中(きいんとなか)という青年で女性の上司に同行していたのでした。結局酔ったあまり帰宅はせず、会場のホテルで部屋を取る菅佐とヒロインは一緒に入室。菅佐はヒロインにタクシーで帰宅するよう指示しますが、ここまで来たということは気があるということ。下心があったこと、幼馴染に嫉妬したことを認める菅佐。彼を押し倒すヒロインに僕が引き倒したと告げヒロインを抱くことを決心、する展開に。

大学講師と女子大生と発覚したらスキャンダルになりそうな関係性ですが、二人の決心次第といった印象で、ひと悶着ありつつすんなり進んでいきます。奥手な先生ですが、濡れ場がねちっこかったり、最後の方が声に余裕がなかったりとヒロイン大好きな様子。濡れ場に関しては3作品中一番濃く、回数多めで時間も長かったと思います。大人なので将来を考える展開も出てきて着実に進んでいきますが、終盤不穏な空気になります。イギリスの大学に春から行くことになった菅佐と、助手として同行するため空港に行くヒロイン。空港でヒロインの故郷である緑ヶ島で録った映像を見ていた彼女は、突然行けないと菅佐に告げます。夏に緑ヶ島に帰省した際、鬼因君のヘリが墜落して一人亡くなったことが関係しているようで、はっきり説明されることはなくヒロインはその場を去っていきます。次巻以降につながる流れのようですが、菅佐は一人でイギリスに渡航することに。真相は明かされることなく、次巻以降に持ち越しになります。