偏愛シチュエーション

18推CD、同人音声の感想ブログです。内容にふれているため自衛お願いします。

黒猫ノワ様のエッチな恩返し。~ツンデレ甘S猫王子の執着交尾から逃げられない(CV:恋津田蓮也)

www.dlsite.com

同人サークルケモノ王国発、人間界にやって来た猫獣人の王子に執着されるDL音声。雨の日公園で黒猫を拾ったヒロイン、家に猫をつれ帰るとどこからともなく自分にキスするよう呼びかける男の声が。ヒロインがキスすると、猫はなんと青年の姿に。驚くヒロイン相手に青年は、獣人国の第三王子ノワールと名乗ります。

 

ノワは猫獣人で、獣人が住む国からやって来たとのこと。ヒロインに出会うまで助けてくれる人間はいなかった、人間に興味があってこちらに遊びに来たとノワは言います。空間のねじれで黒猫になってしまった、元に戻る方法はキスをしてもらうこと。ヒロインのおかげで命拾いした、褒美として俺の妃にならないかとか、どこからそんな発想が出てくるのよ。断るヒロインに変だと言うノワ、勧誘の内容が斜め上なんだけど。さらに妃になる前に交尾するのはどうか、気持ち良くなってつがいになる喜びを噛みしめればいいとか、ヒロインとの交尾は決定事項なのか。キスされそのまま抱かれてしまいます。

 

感覚はズレているけど頭の回転が早く観察眼があるノワ、先程までとは打って変わって湿度の高いゆったりしたかすれた声でヒロインを攻めます。ノワの指と声に感じさせられてしまうヒロイン、猫は犬よりも鼻が利くとささやく彼に欲情を見破られてる。本番前にこすりつけて浮き上がった血管に触れて感じるだろとか、どこでそんなセリフ覚えたの。予習してきたのか、隠語を使いこなしているのが驚きです。ヒロインを気に入ったらしく毎日交尾する、妃として一緒に連れて帰ると話す王子、脳内で話が進みすぎ。

 

タイトルに執着交尾とかヤンデレかと思いきや、ツンデレで甘え上手の末っ子猫王子に求愛される内容でした。人間の常識が通じず、勝手に話を進める強引さはあるものの相手が何を考えているか見抜く目を持ち、どんどん懐に入り込んできます。王子様で気位が高いかというとそうでもなく、ギャル入ってるフランクな口調で取っつきやすく猫耳にしっぽ、華やかなビジュアルと萌える要素だらけ。濡れ場でのかすれた声での詳しい実況のギャップがすごいよ。人間には不慣れでも言葉責めはしっかり、女性の扱い方を知っていて学習能力の高さが反則。

 

すぐ交尾するし距離感おかしいけど、ソフトで褒め上手なしゃべりに釣られました。最終トラックで執拗な子作りエッチ、二度と離してくれない溺愛に翻弄されます。言質取られて逃がしてもらえなくてもいいと思える、甘さとかわいさに白旗上げます。最後のお願いが健気で、王子ヒロインのことめっちゃ好きじゃんと思いました。乙女系なキャラデザとタイトル、隠語は部位呼び程度で獣人設定のラブコメと聞きやすい作品だと思います。サンプル聞いて好みなら買いかと。

【密着】とろあまセラピーでイケメン施術師に自己肯定感『爆上げH』してもらいました(CV:古河徹人)

www.dlsite.com

同人サークルラヴィ発、彼氏にフラれたヒロインがサロンでセラピーを受けるDL音声。ヒロインははじめて出来た彼氏に浮気され、挙句の果てフラれてしまい傷心状態。身も心も癒してくれると噂のサロンへ行くことに。そこでヒロインを出迎えたのは清水悠哉(しみず・ゆうや)という、サロンで一番人気のあるセラピストでした。カウンセリングでマッサージやささやきでお客様を癒す、挿入はしないという説明をされます。ヒロインは元彼に粗末に扱われていたことを話すものの、元彼にひどいことをされているのに怒っていない、自己肯定感が低いのかもという悠哉の指摘が。「元彼のことなんか私が忘れさせてみせます」と悠哉からマッサージを受けることに。

 

着衣のままうなじ、耳の周りのマッサージ。次に頬やあご、こめかみと顔中キスされてます。唇が冷えてるから温めましょうとキスされ、あこれエッチなやつでは。ディープなキスもしちゃうし、ヒロインの唾液が甘いとか距離感がおかしくないか。ヒロインはいつも受け身なのではと悠哉は指摘、自分から舌を絡めてとレクチャーされがっつりキスします。これ本番がないだけでそれ以外はありという意味だったのね?キスしてヒロインが疲れたのでは、と悠哉から耳を攻められることに。耳の奥を攻められ「奥をずんずんとピストンしますよ」とか、本番を彷彿とさせるセリフをソフトなしゃべりのセラピストが口にするの、脳がバグりそうな。ヒロインの耳の奥が待ち遠しそうにしてると言う悠哉、完全に耳が性感帯扱いです。ここまでされてまだソファにいたのが信じられない。悠哉に抱きかかえられ、ベッドに行くことに。ベッドで横になり悠哉にキスされつつ服を脱ぐヒロイン、下着も取り裸に。「僕のこと受け入れて下さいね」なんて、本番前のセリフじゃないの嘘でしょという気分。

 

キャストの古河徹人さんは、同人音声界隈が活発になる前から数々のアダルト系作品で活躍されている方。ハードな設定やキャラクターでの出演が多い方なのですが、今作は甘く優しく積極的に攻めてくる、広い層にアプローチ出来る作風とキャラクターだと思います。敬語で気遣いある接し方だけどヒロインをたしなめたり焦らしたり、転がされている気分に。こんな風に扱ってもらったら他の男性にいけなくなるのでは、と思うほど丁寧な前戯が素晴らしいです。

 

脚本の紫紋さん、他サークルさんで女風ものをいくつも描かれている方で、愛され感があり性的嗜好を刺激する細やかでマニアックなプレイが光っていました。紫紋さんと言えば耳攻め、こちらでもがっつりです。腰を触られるとくすぐったくて動いてしまうヒロインを励ますシーンなど、女子の悩みに寄り添う姿勢がいいなと思いました。元彼に最中の声がうるさいと言われたと傷ついているヒロインを元気づけてくれたり、自己肯定感が上がっていく流れが絶妙。たっぷり濡らせて偉いとか、どんだけ褒めてくれるんですか。高まっていくのはヒロインだけではなく、奉仕している悠哉も同じで彼から求められるのが美味しいです。二回目で元彼よりも近く、とゴムなしでしてしまうところはナンバーワンセラピストとはとなりますが、ふたりが幸せならOKですと思える積み重ねよ。

 

特典ではサロンの常連になったヒロインと悠哉のエッチが聞けます。上司と部下の設定でイメージプレイ、当然のように本番してて大丈夫なのかと思いますが、タメ語と隠語で接する悠哉のしゃべりに時間経過を感じました。お店を飛び出して付き合っちゃいなよと思ってしまう親密さにほっこりします。

運命の灯-八神安吾-(CV:一之瀬昴)

運命の灯 -八神安吾-

www.dlsite.com

バニラレシピ発特異なホルモンを持つヒロインと、担当医である男性キャラクターを巡るラブサスペンス。脚本は堀川ごぼこさん。

 

職場の集団検診で、100万人に一人ほどしかいない特異ホルモンの持ち主であることが判明したヒロイン。かかりつけ医ではなく、専門の担当医がつくことに。ヒロインの前に現れたのは八神安吾(やがみ・あんご)という青年医師でした。特異ホルモンの持ち主は生成者と呼ばれ、診断ミスを防ぐため病院に入院して精密検査を受けるよう勧める安吾。検査のため二ヶ月間病院に入院、仕事の保証もするとかずいぶん手厚いな。特異ホルモンには免疫力を高めると同時に、暴走すると逆の効果もあるとか不穏なことを言われるんだけど。ヒロインは戸惑いつつ、安吾に説得され検査入院することに。

 

後日安吾が診察に来ると、ヒロインは豪華な部屋に戸惑っている様子。特殊な検査を受けるからと安吾は言いますが、ヒロインのホルモンはそこまでするほどのものなのか。不安を感じたヒロインの目には涙が。涙は虹色でホルモンの影響でそうなっている、検査結果が出る前でもあなたは生成者に違いないと言う安吾。血圧測定や採血の後、特異ホルモンについて説明するから一緒に食事をしないかと安吾から誘いが。担当医としての責任感があるにせよ、ヒロインと距離が縮まっているなと。

 

一ヶ月後、ヒロインが特異ホルモンの生成者であることがはっきりしたと安吾は告げます。顔を赤らめたヒロインに不思議そうな顔をしますが、安吾のことが気になってるんだってば。生成者のホルモンには他人の感覚を鋭くする効果がある、少し触れる程度なら問題ないがキスや性行為といった粘膜が触れるのは気を付けて、と安吾の口から知らされていなかった情報が。

 

さらに一ヶ月後、ヒロインの検査が終了し安吾と今後について話し合うことに。特異ホルモンには免疫力を高める効果があり、ありとあらゆる病を克服する可能性がある、老化さえ止めることが出来るかもしれないとか話のスケールが大きくなってきた。ヒロインはこれからも研究に協力する決心を口にします。近くに健康な生成者向けの施設がある、と安吾に促されそちらへ移ることに。同意でそうしているものの安吾がホルモンの可能性に心酔している様子なのと、ヒロインに密着しすぎなところに不安を感じてしまうな。ふたりで病棟を離れ移動しようとすると、急に車が乗り入れてきて中から複数の男達が。ヒロインを捕らえようとする男を安吾は攻撃、ヒロインを連れて病室へ戻ることに。何故こうなったのか、安吾はヒロインに真実を告げます。

 

特異なホルモンを持ち薬の研究に協力を期待されると同時に、それゆえ狙われるヒロインと担当医の関係性の変化を聞く内容でした。身近に過ごすうちに絆が芽生え、惹かれ合うふたりを聞くことが出来ます。特異ホルモンの持ち主はとても希少で、担当医であると同時にヒロインを守る存在である安吾とは一蓮托生。医者と患者なので時間こそ掛かりますが、吊り橋効果もありふたりは結ばれます。

 

先に説明されている通りヒロインとの過剰な接触は相手に変化を及ぼすわけで、その影響を安吾が受けることに。この作品は医者ものであると同時に媚薬ものであり、情報量が多いビジネスライクな前半を経て、衝動にかられた濡れ場の後半と変化を楽しめます。ヒロインの体液は体内で生成された天然の媚薬で、激しい濡れ場はキメセクそのもの。真面目な説明が長く続いた後のエロは、リスナーにとってもご褒美ですね。

 

終盤安吾も知らなかった真実が判明、どれだけ奇跡が起こっているんだと思いました。お互いオンリーワンでヒロインとヒーローの運命の出会いが世界を変える、描かれている範囲は狭いはずが壮大な設定とストーリーに驚き。冷静に聞くとかなり都合がいい設定と内容なんですが、運命と感じさせるストーリー展開と人物描写の緻密さに圧倒されます。誠実で落ち着いたしゃべりの医者の顔から、ホルモンの影響で乱れに乱れる濡れ場演技のギャップがヤバいよ。病み展開こそないけど、途中怪しく感じた安吾の執着心の強さが濡れ場に現れていて、結構暴走気質ではと思いました。

 

がるまに特典は後日談で「安吾の独占欲」ヒロインと結婚して、くだけたしゃべりに時間経過を感じます。安吾ハイスペックすぎて話が難しいよ。英語の講座に行ったヒロインが男性と隣の席になったと聞いた安吾に嫉妬され、エッチする内容。頭が良すぎるせいで、疑い出したら止まらなくなるところに安吾のヤバさが出てるかと。安吾のすごい喘ぎ声に、ヒロインの体が心配になります(笑)

 

医者もので媚薬もの、特に媚薬ものは女性向け音声でとても多いジャンル。説明はそこそこにめちゃくちゃ乱れたり大半がエロの作品が多い中(そういう作品も好きですが)、設定や構成をしっかり組み、展開に合わせて情報開示してくるのがごぼこ先生脚本のすごさだと思います。会話劇とサスペンス展開、激しいエロと構成が光っていて、こういう作品が聞けるのは商業ならではだなあと。猿飛さんの次回作のリリースも決定していて、今から楽しみです。

SEXUANIMAL~馬の獣人クロノと絶倫エッチ~(CV:一之瀬昴)

www.dlsite.com

配信限定レーベルEpinoiR発人間と獣人が共存する世界で、女性向け風俗サービスの獣人キャストとのやりとりを描いたシリーズ第2弾。先に彩和矢さんの3弾を聞いてからこちらを聞きました。

 

飲み会の後、セクシャニマルと呼ばれる獣人キャストがいるバーで飲むヒロイン。バーの責任者兼キャストである、クロノという馬の獣人に接客してもらっています。ヒロインとクロノは顔なじみで、彼の作るカクテルをよく注文しているのでした。すっかり酔ってしまったヒロイン、閉店時間を過ぎるもクロノはお友達としてお世話を焼きますと迷惑なはずが余裕ある対応だ。ヒロインはセクシャニマルのことを知ってはいるのですが、指名はせずお酒を楽しんでいるだけなのが珍しいとクロノは言います。クロノの巨根で絶倫という評判をヒロインが指摘すると、自信ありげなリアクションが。興味があれば試してみますかとさらっと言うの、大人の対応だ。ヒロインは自分は不感症だから試しても無駄、とコンプレックスがある様子。クロノはヒロインに勝負を持ち掛けます。「不感症のあなたをベッドで満足させれば私の勝ち」と、興味を持ったヒロインとホテルへ行くことに。

 

ホテル到着後、「あなたは私のお姫様で、私はあなたの下僕」というセリフを照れずに言えるクロノのベテラン感がすごいよ。有能な執事に応対してもらっているかのような。バスルームで体を洗ってもらうことになるものの、服を脱がないクロノが気になる様子のヒロイン。服を脱がせようとヒロインがクロノにお湯を掛けると驚かれますが、それもさらりとかわしベッドに誘導とかプロです。バスローブを脱ぎ、オイルでマッサージしてもらうことに。クロノでもおっぱいって言うんだ。マッサージと言いつつそれは性感マッサージで、されていることはまるきり前戯。達して泣きそうになるヒロインに、これはふたりだけの秘密とかどれだけ特別感を出してくるの。不感症なのではなく経験不足なのではと告げるクロノ、ヒロインが肯定感を持つよう励ましてくれるの優しいな。続きをしてみますかと問うクロノに、ヒロインは頷きます。

 

頭に馬の耳がついてるとか見た目はかわいいけど、大人でベテランのキャストに丁寧に扱ってもらったり翻弄される内容でした。第3弾の蛇の獣人も聞きましたが、歳のわりに大人びていて気遣いが行き届いているのは、クロノの教育の賜物なのが伝わってきます。スマートな対応と色気溢れる美声、馬の獣人で大きいとか強すぎる。最中もずっと声掛けされ、褒められたり励まされたりするの最早セラピーでは。事後の「セックス、これからも楽しんで下さいね」とか、どうやったらそんな言葉が出てくるんですか。完璧なあまり聞いているこちらが転がされている気分。

 

馬と言えば乗馬ですが、最終トラックでの荒々しさはこちらが乗られて鞭打たれてるよう。詳しい実況と貪欲さ、執着心の強さが見えてこの人馬の獣人だったわとなりました。セクシャニマルの仕事は副業で本業は商社マンとか、体力気力ともに底なしでそんなところまで馬並みというエピソードがすごすぎる。

 

特典トラックではふたりは付き合ってる状態なのですが、こんなすごい人とどうやって付き合うとこまでこぎつけたんだヒロインという気分に。執事のような丁寧な振る舞いに安心していたら、最終トラックや特典でぶん殴られます。あれだけやってもアフターフォローが完璧なので、非の打ちどころがないとか完敗です。丁寧に優しく扱われる前半のキャストモードと、荒々しく求められるビーストモードの後半で、両方楽しめるのがこちらのシリーズの美味しさかと思います。

SEXUANIMAL~蛇の獣人マダラと2本のxxxで密着エッチ~(CV:彩和矢)

www.dlsite.com

配信限定レーベルEpinoiR発人間と獣人が共存する世界で、女性向け性風俗サービスのキャストとのやりとりとエロを描いたシリーズ第3弾。配信前から気になっていて、試聴後予約して聞きました。

 

セクシャニマルと呼ばれる、獣人のキャストがいるバーに友人に誘われやって来たヒロイン。セクシャニマルを指名した友人は先に店を出たため、ひとりになってしまいます。蛇の獣人である、マダラというバーテンダーの青年に声を掛けられるヒロイン。はじめてでセクシャニマルを指名しに来たわけじゃないとヒロインが言うと、気乗りしないなら無理しなくていい、ここでの思い出が残念なものにならないようパフェでも食べて行って下さいと勧めるマダラ、営業トークがスマート。指名はせず食事のみすることに。

 

雨の日、ヒロインが駅で雨宿りしているとマダラとばったり出くわすことに。マダラは大学院生で成人済み、割のいいバイトとしてセクシャニマルとバーテンダーの仕事をしていると話します。興味を持ったヒロインは指名したいとマダラに声を掛け、雨のためそのままラブホに行くことに。ヒロイン、最初は戸惑っていたはずが大胆だな。

 

指名したものの、ラブホはじめてなせいで学生のマダラに色々教えてもらうヒロインおかしいな。ヒロインは苦学生であるマダラを心配して指名したようですが、ちゃんと仕事しようとしている彼は想像以上に大人。マダラが服を脱ぐと、背中に蛇のうろこが。蛇の獣人であるマダラは低体温で、ひんやりしていました。舌が二股に分かれていて長く、舐めるのが得意とエロへの誘導が上手い。マダラはヒロインにベッドに腰掛けるよう指示、つま先から舐めてもらうことに。

 

他のパーツより足の方が抵抗が少ない、お姉さんの足が綺麗だからと言うマダラ、配慮すると同時にあなたに魅力を感じていますアピールが上手いよ。つま先から太ももへ舌が上がっていくの、ドキドキするな。舌が長いから下着を脱がなくてもそのまま舐めることが出来るとか、エッチ過ぎないか。しっとりソフトかつ上品な敬語で、反応を見つつ徐々に溶かされていきます。ヒロインが達するとお姉さんって感じやすい、そういう人は楽しませ甲斐があるとか、低姿勢なようで積極性と自信がすごいよ。マダラにうながされ、そのまま本番することに。

 

歳の割に達観した言動や引いて押す流れが絶妙な、落ち着きあるソフトなしゃべりの年下の獣人が相手でした。ヒロインが恐がらないよう、声掛けしつつ誘導するのがプロだなと。進むにつれてマダラ個人の本音や欲情が出てくるのがたまりません。観察眼に優れ迫っていいタイミングに敏感で、アフターフォローもしっかりと死角がないよ。それでいて嫉妬心や独占欲もちゃんと持っていて、焦ったりするところもかわいい。他のセクシャニマルにヒロインを取られるのではと誤解して彼女を強引に連れ出す展開が乙女系で、マダラの本音が聞けて美味しいです。

 

1回目と2回目で攻め方の変化があり、反応を見つつ丁寧に進めるはじめてと、実況多めで貪欲にがっつくギャップに翻弄されました。余裕なくお姉さんと連呼するの反則では。ビジネスライクかと思いきや、最終トラックでの荒々しい攻めはビースト感が強くて、獣人ものだったわとなりました。特典は恋人になってからの遊園地デート。コスプレして園内でデート、花火に見とれるヒロインにエッチなことしたり品行方正な序盤とは異なり、かなり甘えたで軟化したしゃべりに時間経過を感じました。甘えてきたりたしなめられたり、聞いてるこちらが転がされてしまいます。

 

同人音声でも風俗ものに出演されている彩さん、上品で優しいけど色っぽいキャラクターやシチュエーションと好相性な方。実況の細やかさと気遣い、甘え上手なしゃべりが合わさって隠語使わなくてもしっかりエッチと、商業作品との相性の良さが際立っています。二股の長い舌や2本による攻めと蛇の特性も出しつつ、彩さんのソフトなしゃべりでマニアックに聞こえないバランス感覚が奇跡的。獣人と人間の間の壁や風俗のキャストとの恋の葛藤はなく、出会いはサービス業だけど体の関係からはじまる恋模様が聞けます。

結婚して10年たつのにまだまだ旦那さんが離してくれません(CV:冬ノ熊肉)

www.dlsite.com

新規CDレーベルCranberry発、配信限定作品。タイトル通り、結婚して十年たってもヒロインのことが大好きな旦那とのやりとりとエロが描かれています。脚本はバニラレシピやBEBENIA、同人音声でも書かれている吉野郁さん。

 

彼氏だった相模原睦(さがみはら・むつみ)と結婚して十年のヒロイン、昔も今も睦に溺愛されているという設定。睦が現在33歳ということは結婚したのは23歳、大学卒業してゴールインと思われるので、めっちゃ順調だなあと。のっけから濡れ場と飛ばしています。達するところまでして睦がもう一回しようとすると、疲れたからヒロインはここで終わりにしたいと言います。明日は仕事で早めに寝たいヒロインに対して、睦は次は三回ぐらいしたいとか性欲旺盛です。

 

翌朝、朝食を用意してくれている睦。仕事で会食の予定があるヒロインの首筋にキス、髪をアップに出来ないようキスマークつけたとか、敬語で口調はさらっとしてるけど独占欲の強さが。睦の運転する車に乗って出勤することに。結婚して十年経つけど今の方がずっと好きとか、照れもせず言えるのがすごいよ。別れ際に睦からキスされしばらくいちゃいちゃしようとか、付き合い立てのカップルのような。ヒロインがセクハラされたら相手を社会的に殺すとか、おっとりした口調から物騒な言葉が飛び出してくる。最近カーセックスしてないとか、睦が口を開くほど盛んで変態な面を聞かされるんだが。マイペースすぎる睦に怒ったヒロインはもうしばらくしないと言い捨て、車を降ります。

 

家に帰ると家事をしている睦の姿が。ヒロインに許してもらえないと思ったらお昼が喉を通らなかったと言いつつ、今夜もたくさんしようとかヒロインの話聞いてた?毎晩3、4回してる、前はもっと多かったと言い訳とか反省してない。ヒロインは一週間エッチ禁止を言い渡します。性欲処理ではと怒るヒロイン相手に、そうではないと証明するため睦は禁欲に応じることに。

 

その後ヒロインとセックスしてないせいで夜眠れなかったりと、想像以上にダメージが大きい様子の睦。ヒロインの言葉をエッチなことOKと空耳したり重症です。夕飯でヒロインが用意したカキフライを見て精力的な面で元気になってしまうとか、どんだけ欲求不満なの。夕食後出掛けると告げる睦、ヒロインは浮気なのではと不信感を募らせます。

 

さわやかでおっとりした口調と涼しげで整った顔立ちの大人かと思いきや、ヒロイン大好きなあまり性欲強くて変態さがところどころにじんでる旦那さんでした。いつも敬語で控え目なようでぐいぐい来るしすぐに下半身反応するし、実況が具体的だったりスケベさを隠す気ないよ。隠語は口にしないけどポロポロ出てくるエロエピソードに、えっちだとなりました。禁欲期間だから本番は駄目と言うヒロインを一晩中攻めたり、本当は強欲で体力有り余ってる。

 

特典も聞きました。先生と生徒役でコスプレエッチ、一晩でエッチは1回と制限しようとするヒロインに、出さなければいいんだと耐久レースを始める旦那強すぎる。おっとりどころか、実際は体育会系ではと思いました。毎日エッチしてるなら子どもがすでにいそうというツッコミはさておき、シチュ彼ならではの愛と精力の強さ、とぼけたトークで楽しく聞けます。

THEヤンキー彼氏 病み系ヤンキー朝見咲夜編(CV:霜月寛治)

www.dlsite.com

ニノヤ発ヤンキーだらけの定時制高校に通う主人公と、ヤンキーをめぐるラブコメ配信限定作品。2作目までが主人公の幼馴染だったのに対して、今回は後輩男子が相手。主人公は男子高校生となっていますが、BLではなく乙女系作品です。

 

中学時代からの後輩である朝見咲夜(あさみ・さくや)がいる図書室に来た図書委員の主人公、咲夜に話し掛けるも釣れない態度。ヤンキー高である矢場谷(やばたに)高校の図書室にいるのは同じく図書委員の咲夜ぐらいで、彼とふたりきり。今日は主人公の幼馴染である中村北斗と矢島祐士は不在で、一緒に帰る相手はなく。夜9時過ぎに歩いて帰る、男だから大丈夫と言う主人公にキレる咲夜、何故こんな治安の悪い高校に転校したのか疑問をぶちまけます。そんな中男たちの叫び声が響き、周りでヤンキー同士のケンカが起きている模様。かく言う咲夜はブラック・モーニングというグループのリーダー。ヤンキーに恨みがある生徒達が集まり、咲夜を担ぎ上げてブラック・モーニング、通称ブラモニが結成されたと彼は迷惑そうな様子。主人公に先に帰るよう咲夜は指示、ケンカをおさめに行くことに。

 

国道沿いにある月野池付近で、以前咲夜からもらったマスコットを落としてしまい、それを探す主人公。後から追いついた咲夜に叱られます。マスコットを見つけ取ろうとして池に落ちてしまう咲夜、遅い時間に散々な目にあってる。風呂や着替えを提供すべく、主人公は咲夜を自分の家に連れ帰ることに。シャワーを浴びた後主人公にお礼を言うも、同居している祖父と祖母が旅行で不在なのが判明すると咲夜は激怒。北斗と祐士は家に来たことがあると話す主人公に、ふたり以外の男を連れ込むなと釘を刺す咲夜えらくむきになってる。浴室で主人公の悲鳴が上がり、咲夜のところへ駆け込んできます。体が女になったと咲夜に裸を見せる主人公、月野池の河童の呪いのせいでこうなったのではと慌てています。

 

主人公を落ち着かせようと咲夜が話していると、どこからともなく低い声が。声は暗黒の夜の王、アリス・アシュラと名乗ります。池に落ちた時自身の股間に呪いが掛かり、人格を持ちしゃべり出したと話す咲夜、どうなってるんだ。咲夜は状況確認のため下半身を露出させ、主人公に見せることに。長い本名?を名乗り自分は童貞と暴露する股間もといアリス、なんで偉そうなの。ふたりに掛かった呪いを解く方法は、主人公と咲夜がやりまくることとか言い方。男同士だから問題ないと受け止める主人公もずれてないか。

 

咲夜が戸惑っていると主人公に他の男とやりまくれ、幼馴染の中村や矢島に頼めと言うアリス、咲夜の分身なのに何を勧めているのか。咲夜は自分とやろう、他の男とはやるなと告げ、主人公と向き合う覚悟を決めた様子。アリスの叱咤激励や指南(うるせえ)を受けつつ主人公に触れる咲夜。そのまま咲夜と本番前まですることに。

 

ヤンキーとその分身の一人二役が売りのシリーズ、毎回アクの強い分身のしゃべりが聞けますが今回は特に濃かった。厨二病かつ尊大な自信家で、中年の戦国武将みたいな仰々しいしゃべりに驚きました。前二作までは突然現れた陽気でノリがいい相棒なのに対して、アリスには由来があります。ネットで二次創作のエロ小説をたくさん読んで性知識を得た話とか、しゃべってるのはアリスだけどそうしているのは咲夜なわけで、分身にムッツリなことをバラされてるのがおかしい。真面目で礼儀正しく、神経質で声高めの咲夜とのギャップもあり、ねっとりとしたアリスのしゃべりが際立ってます。

 

主人公の幼馴染である北斗や祐士とは異なり、中学時代からの後輩で元は身近な存在ではないのが今回のポイント。生い立ちもあり暗く凶暴な面も持っていますが、主人公への愛は強くて重く、しっかり乙女系で病みはさほど感じませんでした。SSを読むと過酷な中学時代を過ごしていた内容におののきます。ちなみに、実家が金持ちで御曹司な面を特典音声で聞けます。庶民派の北斗や祐士に対してお金持ちでインテリ、合理的とキャラクターの差別化が面白いです。

 

カップル度は高めで、主人公が積極的なのも好ましく感じました。本編で説教や叱責が多かった分、のろけのギャップが楽しいです。シリーズ通して男性キャラクターが主人公を溺愛するのは共通ですが、車や食べ物のウンチク語りはリアルに男といった印象で、キャラクター造形が絶妙。毎回そうだけど、好き嫌いの分かれ道は相棒のしゃべりとセリフのチョイスかと思います(クセが強いんじゃ)

 

他校のヤンキーも乗り込んできて乱闘とヤンキー映画っぽさが高まり、アクションシーンも増加。いまだに敵の詳細については不明のままで、次の番長系ヤンキー編まで持ち越しなのかなと。漫才みたいなやり取りで進み、とっつきやすいかと思いきや情報量が多く、人間関係も入り乱れているのでシチュボ作品としては正直ハードルが高め。ラブコメ好きで、普通のストーリーやキャラクターでは物足りない方向けです。